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希少なヴィンテージを、より価値あるものに……
妥協なき創り込みのFIRST ARROW’s『Vintage Motor Collection』
現在も高い人気を誇るナックルやパンといったハーレーダビッドソンのヴィンテージモデルですが、ひとつの側面として否めないのが、その希少価値の高さゆえ、『ハイエンドなもの』であるという部分ではないでしょうか?
我が国での中古市場価格を見てもナックルならチョッパーベースのズタボロ状態でも300万円ほど。純正スタイルでも500万、バリモノなら1000万円などというハナシを耳にしたことがあるのが現実です。
昭和初期は外国製バイクが「家一軒ほどの値段」だったという逸話を聞いたことがありますが、マトモなヴィンテージは、すでにその領域にあるのではないか、と思うのがこの原稿を書いているワタクシ、マコナベの本音でもあります。
貴重なヴィンテージであればこそ、ユーザー層は値段に糸目をつけず、「本当に良いもの」を求める傾向にあると思うのですが、ファーストアローズがリリースする『Vintage Motor Collection』は、そんな貴兄にウッテツケと呼べるものです。
1930〜50年代、モーターサイクルやホットロッド用のアクセサリーが数多く生産されましたが、それらはあくまでも『マスプロダクツ』。ジュエリー的な装飾ナットなどはガラスやプラスチックといったイミテーションが使用されていましたが、ファーストアローズの『Vintage Motor Collection』では、それらを天然石やシルバーを使用した『本物』の素材で再現。無論、スタッズ類などは同社の技術とセンスが余すことなく注がれており、風防やフェンダーフラップなどのレザーパーツはイタリアのバタラッシィ社製“ミネルバボックス”レザーを使用。1940年代のBUCO製バディーをベースに当時と同じ手法でクッション素材に「馬の毛」が用いられたシートやフラップにシルバー製のプレートやスタッズがあしらわれ、シルバー製バックルがブランドモチーフである弓矢をデザインしたものとなっている40sスタイルのサイドバッグなど、すべてが拘りぬいた製品となっているのも見逃せない点です。
単なるパーツというよりは、もはや工芸品の領域にある『Vintage Motor Collection』。希少なヴィンテージの価値に負けないクオリティを誇る逸品の数々は、一段上の『本物志向』の方にオススメです。
Wind shield:601,500円(税込)
風防にはシボ感のあるイタリアのバタラッシィ社製“ミネルバボックス”レザーでアレンジ。フチにはシルバーのスタッズ、トップにはジュエルナットが打ち込まれます。価格は2019年9月現在のもの。
Fender flap:161,485円(税込)
ヴィンテージの場合、鉄スタッズなどが打ってあることが多いこのパーツですが、ファーストアローズ製は、この箇所をシルバーでドレスアップ。レザーはウインドシールドと同じミネルバボックスを使用し、足元を豪華に飾ります。価格は2019年9月現在のもの。
Buddy seat:471,000円(税込)
1940年代のBUCO製のバディーシートを顔料染めの馬革で張り替え。内部には当時の仕様と同じように馬の毛がスポンジ代わりに内蔵されます。リア側のプレートはオーダー次第で愛車の年式や型番を刻印させて頂くとのこと。※シートベースは価格に含まれておりませんので、持ち込みになります。(別料金で社外品のシートベースはご用意する事は可能です) 価格は2019年9月現在のもの。
Saddle Bag(1個):698,400円(税込)
フェンダーにボルト止めされる’40年代スタイルのサドルバッグは、フラップにシルバー製のプレートやスタッズがあしらわれています。シルバー製のバックルはブランドモチーフである弓矢をデザインしたもの。
な『Vintage Motor Collection』は、すべて受注生産につき、納期に3ヶ月ほど掛かります。
『Vintage Motor Collection』をフル装備した『41EL JEWELER』は茨城のハマーサイクルが製作。http://www.hammer-sycle.com/